英語学習のモチベーション維持には
「行動経済学×TOEIC® Tests」!

公開日:2024年05月13日

英語学習を始めてみたけれど、なかなかモチベーションが続かない……と悩んだことはありませんか?

英語学習の最大の壁ともいえる「モチベーションの維持」。2023年7月に本協会(IIBC)が行った英語学習に関する調査*では、英語学習における不安要素の第1位が「モチベーションの維持」という結果でした。

誰もが一度は悩んだことがあるこの悩みについて、行動経済学者の太宰北斗先生にお話を伺いました。英語学習のモチベーション維持には、行動経済学から導き出される方法にTOEIC Testsを組み合わせることが有効とのこと!

経済学と心理学を掛け合わせた新しい学問分野で、多くの人が陥りやすい思考や習慣の非合理的なエラーとその対策などを考える行動経済学にTOEIC Testsをどう組み合わせたらよいのか? 
名古屋商科大学商学部教授で動経済学者である太宰先生のお話には、「そうだったんだ!」という英語学習のヒントがつまっています。ぜひお読みいただき皆さんの英語学習の参考にしてください。

英語学習のモチベーション維持が困難なのは当たり前

英語を学習してどうなりたい? 具体的な目標を設定しよう!

英語を学習してどうなりたいかが明確になっていますか?
漠然と英語が話せるようになりたいと思っていませんか?

「モチベーションが続かない」という悩みを持つ方にお聞きすると、多くの方が「はっ!」とされます。ゴールが見えないまま走り出し、そのまま走り続けるのはモチベーションが続かなくなる要因のひとつです。行動経済学では「目標勾配効果」という心理現象が知られていて、人は目標達成が近づいたことを実感できるほどモチベーションが上がりやすくなると考えられています。

したがって、まずは最終的な到達地点である「目的(ゴール)」を設定してみましょう。例えば、「仕事で海外にいきたい」「グローバルな仕事がしたい」「海外旅行で現地の人と交流したい」などです。

00_goal

 

なぜなら、漠然とした遠い目標を設定すると、人は自分を甘やかしてしまいがちだからです。「目的(ゴール)」が明確でないと、学習の「先送り」をしがちになり、結果としてモチベーションの維持が難しくなります。

行動経済学では、「先送り」には「現在バイアス」と「自信過剰バイアス」が関わっているとしています。行動経済学でいう「現在バイアス」とは、現実味がない遠い将来のことほど軽視してしまう人の習性のことで、より近い将来のことの方が重視されやすくなります。また、「自信過剰バイアス」は、「自分ならできる」「明日からでもまだ間に合う」という考えのことです。

例えば、「まだ間に合う!」と考えて試験の直前まで何もしないで後悔したことがある方も多いのではないでしょうか? 過去に「先送り」をして失敗した経験が、「英語を話せるようになりたいけど、どうせ継続できないだろう」と、学習へのモチベーションを下げてしまう要因になったりします。

つまり、学習の継続は行動経済学的な観点で考えると当たり前の、「英語学習最大の壁」なのです!

01_bias

 

目標はできる限り具体的に、できれば数値化しよう!

この壁を乗り越えるためには、できるだけ「具体的」な目的を設定することがポイントです。「グローバルな仕事がしたい」のであれば、どうしたらよいのか? 例えば、「12月にTOEIC L&Rで800点を取得して海外事業部の社内公募に応募する」など、数字で具体化することなどです。明確な「ゴール(目的)」の確認が、行動を起こし継続していく鍵になります。

さらに、目的に対する今の状態「現在地」も明確にすることが大切です。はじめに「今の英語力」を確認しておくと、ゴールまでの距離や進捗が確認できます。

02_check

 

細かい目標設定と達成がモチベーション維持の原動力

目的を達成するために達成可能な「小さな目標」を立てる

目的(ゴール)を設定したら、次に「目標」を設定します。目標は目的を達成するためのステップと考えましょう。まずは具体的により近い未来の「達成可能な目標」を立てます。目標は小さなことでもかまいませんが、近い未来に設定することが重要です。「現在バイアス」によって、近い未来のことは重視されやすくなります。

大きな目標から小さな目標へ、中期目標から短期目標へ、「達成しやすい」ことを念頭に置いて目標を立てましょう。ポイントは細かく目標設定していくこと。達成しやすい目標を設定することで、目標達成が近づいたと実感できるほどモチベーションが上がりやすくなる「目標勾配効果」が発揮され、英語学習の継続につながります。

行動経済学では、目標達成を繰り返すことがモチベーション維持につながりやすいと明らかにされています。少しずつでもスコアを上昇させていくことが「自身へのご褒美」や「英語を話せた!という達成感」となり、「やる気・動機・モチベーション」につながるのです。

03_motivation

 

行動経済学的にも納得のTOEIC Testsの活用法

目標も目的と同じく数値化(スコア、ページ数、学習時間や日数など)できると、より達成を実感しやすくなるため、TOEIC Testsの活用はとても有用です。「TOEIC L&Rで800点を取得して外資系企業で働く」という目的に対して、「まずは半年後に受験するTOEIC L&Rで600点を取得する」といったイメージです。

学生なら、「600点を取得して就職活動する」という目的に対して、「3か月後にTOEIC L&Rを受験して500点を獲得する」といったイメージとなります。このように、次のTOEIC L&Rの受験、つまり目標達成のための期日を決めておくとより目標が具体化します。そして、目標ひとつひとつにチャレンジしていくことが、「先送り」を防ぐことにつながっていくのです。

実現度の高い目標として、TOEIC Testsのような信頼性が高いテストを定期的に受験することで実力を測定していく方法は、行動経済学的「学習継続のコツ」を実践する上で強い味方になります。TOEIC Testsはスコアで表示されるので、現在の英語力だけでなく、学習の進捗が確認しやすいのがよい点です。同じ指標で確認できるので、そのスコアで実力の上昇を早く実感できるでしょう。

20237月にIIBCが行った英語学習に関する調査*では、英語の学習意欲継続に不安がないと回答した人では、「定期的に英語力を確認すること(テストを受けるなど)」をモチベーション維持方法として最も有効だと感じているという結果も明らかになりました。これは行動経済学の観点からも納得のいく結果といえるでしょう。

04_future

 

学習計画も小さい目標設定が継続のコツに

学習に無理は禁物、目標に合わせた内容を自分のペースで!

設定した目標に合わせて、学習計画を作成しましょう。「あなたのペース」に合わせて作成することが大切です。学習計画においても「小さな目標設定」が効果的で、日々の学習の中で「目標達成に着実に近づいている実感」が持てると、やる気も湧いてきます。「テキストを何ページ進める」「単語帳を1ページ覚える」など、着実に達成できる目標を小まめにセットするようにしましょう。

実は人間は、5分でも勉強を始めると、その後も学習を続けられる確率が高くなることがわかっています。「電車に乗ったら単語アプリを開く」など、スキマ時間を利用して5分でもよいという気持ちで勉強を始めてみましょう。それが、毎日コツコツと学習をする習慣化につながります。

05_loop

 

学習の成果を測って新たな「現在地」を確認

目標の期日が来たら、学習の成果を測るために、TOEIC Testsなどを活用して目標を達成できているか? 目的(最終ゴール)にどれだけ近づいているか? などを確認しましょう(新たな現在地の設定)。

目標に届いていれば、小さな目標達成を積み重ねて「ここまでやれた!」という成功体験が次の目標へ向かう原動力になります。思ったように伸びていない場合も、気落ちしないで今までに積み重ねてきたことを思い返してみましょう。学習してきたことが無駄になったわけではないことを確認することができるはずです。

06_success

 

モチベーション維持のループで確実にゴールへ到達!

振り返りをしたら、次の「目標」を再設定

テストの結果を振り返り、英語力が伸びているところ・もう少し学習が必要なところを確認しましょう。目標を達成できなかった場合も、“できるようになったこと”を確認し、例えば“新しい単語を個覚えることができた”など、自分なりの前進を実感するようにできるとよいでしょう。その上で、次の目標を立ててみてください。例えば、TOEIC L&Rスコア600点が新たな現在地なら、次の半年後には700点を目標に設定するといった感じです。その際は、最初に立てた「目標」や学習計画から、さらに自分に合った計画に改善していきましょう。

学習のモチベーション低下を感じたら、最初に設定した「目的」や“コレができるようになった!”という「成功体験」を思い出してみるのもおすすめです!

TOEIC Testsでは、ここまで述べてきたように

  1. 学習の目的と現在地の確認:目的(ゴール)は何か、今の英語力はどのくらいなのか
  2. 目標の設定:どのくらいの英語力を目指せばよいのか
  3. 学習計画の作成:自分に合った継続性のある計画を作成
  4. 学習の成果を測る
  5. 振り返りをして、次の「目標」を立てる」

という一連の流れを、ひとつのものさし(スコア)で確認することができます。

例えば、次のテストでは“Listeningで点”、“そのためにはコレをやる!”というようにゴールまでの道筋を因数分解して設定すると、日々やるべきことやその達成を実感しやすくなります。学習素材(教材や動画、アプリ、スクールなど)が多く、ご自身の弱点やスコアに合わせて学習計画を立てることができるのもTOEIC Testsを活用するメリットだといえます。

また、TOEIC L&Rの「聞く」「読む」、TOEIC S&Wの「話す」「書く」と4技能それぞれを数値化できるので、技能にわけた細かい目標設定も可能になります。

07_summary

 

TOEIC Testsのテスト結果は合格・不合格ではなく、スコアで表示されます。受験者の英語力をスコアで表示することで、今の英語力と目標にする英語力を同じものさしで確認することができ、英語学習の成果を容易に確認できるなど、効率的に学習を進めることに役立つことがわかりました。

また、目標設定をする際の期日については、将来の自分が受験自体を先送りしないために、年間のテスト日程を確認して申し込みのスケジュールを決めておくことをおすすめします。その際にリピート割引を活用すれば、負担を少し減らすことが可能です。

TOEIC L&Rのスコアを伸ばし続けることも英語力向上に有効だと思いますが、目的が「会議の場などで自分の意見を伝えること」など、英語で「アウトプット」することならば、TOEIC S&Wの受験もおすすめです。実際に、テストに向けて「アウトプット」を行うことで、英語で「アウトプット」するトレーニングになり、「英語を使えている自分」のイメージを少しずつ持つこともできるので、英語学習のモチベーション向上に非常に効果的です。

行動経済学による学習継続のコツにTOEIC Testsを組み合わせた新たな英語学習で、さらなる英語力向上にチャレンジしましょう!

プロフィール
名古屋商科大学商学部教授 行動経済学者
太宰 北斗 先生

2005年慶應義塾大学文学部人文社会学科卒業。消費財メーカー勤務を経て、2015年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。2015年一橋大学大学院商学研究科特任講師、2016年より名古屋商科大学勤務。2023年より現職。専門は行動ファイナンス、コーポレート・ガバナンス。2016年、第3回アサヒビール最優秀論文賞を受賞。著書に『行動経済学ってそういうことだったのか!』。

*調査概要

調査名  :英語学習に関する調査
調査方法 :インターネットリサーチ
調査期間 :2023年7月22日~7月23日
調査地域 :全国
調査対象 :20~39歳 男女パンデミックが落ち着いてきていると感じている人(500名)
サンプル数 500サンプル男女均等

テスト日程・申込

\ あなたのなりたい未来に効く、TOEIC Testsを活用しよう /

あなたのなりたい未来に効く、
\ TOEIC Testsを活用しよう /

「聞く・読む」英語力

TOEIC® Listening & Reading Test

TOEIC Listening & Reading Test

英語学習の目標設定や、英語力の証明に最適

テスト日程・申込はこちら

「話す・書く」英語力

TOEIC® Speaking & Writing Tests

TOEIC Speaking & Writing Tests

英語でアウトプットする力を身に付けたい方へ

テスト日程・申込はこちら

ページの上部に戻る/Back to TOP