英語力向上でキャリアアップ
TOEIC^® Listening & Reading Testのスコアアップでグローバル企業へ

公開日：2024年10月03日

IT系グローバル企業　加藤さん（32歳）

就職活動のためにTOEIC Listening & Reading Test（以下TOEIC L&R）の学習をスタート。その後社会人になってもビジネス英語を学び続け、TOEIC L&Rを8年間で39回受験。モチベーションを維持しながら学習を続けTOEIC L&Rスコア440点から895点までアップ。キャリアアップも果たしIT系のグローバル企業へ転職、営業と企画に携わる加藤さん（32歳）に、TOEIC Testsスコアアップの道のりとキャリアの変化についてお話を伺いました。

大学3年生の就職活動のとき、履歴書にTOEIC Testsの点数を書く欄があったのでTOEIC Testsの受験に向けて学習を始めました。
TOEIC L&Rのスコアは440点でしたが、テストを受けていることをアピールすること自体が大事だと思ったので履歴書にスコアを書きました。

大学4年生の前期には卒業に必要な単位を取り終えていたので、英語の学習をする時間があったこともありTOEIC L&Rのスコアが555点まで伸びました。ビジネス英語の学習は今もずっと続けています。

新卒時の就職活動は、海外拠点がある会社を志望していました。選択肢の一つとして海外にも行ける仕事に就きたいと思っていたからです。ただ、就職の優先度としては「海外に行くことや英語を使うこと」より「自己成長」のほうが高かったように思います。業務を通じて自分のスキルを高めていきたい、多くの人の役に立ちたいという志を持って、生命保険会社に入社しました。

配属された企画系の部署は、営業で結果を出したり海外赴任から戻ってきたりといった優秀な上司や先輩方が多く、5年後、10年後の自分のキャリアビジョンを描くことができました。私も同じ部署の上司たちのように、国際的に活躍したいという気持ちが強くなりました。

国際事業部や海外研修に行くためにはTOEIC L&Rスコア730点以上取得することが社内の条件の一つとなっていたので、会社で設定された目標に向けてTOEIC L&Rのスコアアップのための学習を続けることができました。

大学時代は公式教材の問題集で学習していましたが、今振り返ると問題を解いているだけで復習もしていなかったですね。

社会人になってからは同僚や先輩たちの英語学習法を聞いて、文法や単語など参考書の幅を広げました。新卒で入社してからTOEIC L&Rスコア730点を超えるまで6年かかったんです。自分の課題が把握できていなかったので、やみくもに勉強していた感じですね。

英語コーチングスクールに通うようになって初めて客観的にアドバイスをもらいました。単語力が追いついていないことにも気づき、戦略的にピンポイントで学習して弱点を克服できました。学習法を変えてからは半年で100点くらいアップしてTOEIC L&Rスコア750点を取得しました。それが転職の直前でした。

単語クイズなどを活用して覚えました。僕の場合は、意味があやふやで、きちんと頭に入っていない単語があったのでインプットに注力しました。インプットしてもすぐに忘れてしまうのはしかたがないので、忘れたらまたインプットして、また忘れてインプットして……の繰り返しです。

単語の意味がわかるようになれば、TOEIC L&Rの長文問題も文章全体を読まなくても理解できるようになるので速く解けるようになったし、リスニングも全然知らない単語が減ったので総合的にスコアが上がりました。

大学生のときは、時間はあったのにそれほどは勉強していなかったんです。でも社会人になってからは、仕事帰りにカフェに直行し閉店になるまで勉強。平日は1日1～2時間、土日は3時間くらい勉強していました。

1社目のときには金融系の資格の勉強に集中している時期もあって、毎日英語学習することができなかったのですが、英語コーチングスクールに通い始めてギアを入れ直しました。

はい。転職後の現在の会社もTOEIC L&Rスコアの目標設定があります。TOEIC L&Rスコアは800点を超えるのが一つの目標になっているので受験し続けました。
2020年に入社しましたが、コロナ渦で通勤時間が節約できたこともあり学習時間を多く確保できました。平日は朝も夜も昼休みも、10分でも時間があれば勉強して1日3～4時間。土日はもっと勉強していました。

学習法としては、英語学習アプリをやっていました。そのころは、時間さえあれば英語に触れる習慣がついていました。

2020年は毎月1回の受験を継続し、しばらく700点台を推移していたのですが、2021年2月に795点を取得し、その1カ月後の3月には一気に895点まで上がりました！

そのころは文法対策もやって問題を解くスピードが上がったのだと思います。895点取れてからは受験していないのですが、再度アプリに登録して、ときどきオンラインの英会話も受けて、また受験しようと思っています。

もちろんアップダウンはありましたが、全体的にモチベーションは維持していました。学生時代、野球、サッカー、テニスなどの球技とヨットもやっていて勝負の世界にいたこともあり、負けず嫌いなんです。それが英語学習でも生かされたかなと思います。目標を達成することに強い気持ちがありました。目標になかなかたどり着かないのがTOEIC Testsのスコアでした……。

TOEIC Testsの受験は毎回がチャレンジですね。毎回「もっと上を目指そう」と思いましたし、受け終わった日に次回の受験を申し込んだこともありました。スケジューリングすることで次の目標ができるので、モチベーション維持にもつながりました。

もっと人のために役に立ちたいという思いからです。生命保険のように人をサポートするだけでなく、現在の仕事で行っているように、クライアントさんと一緒に売上を上げてサービスを通して社会をより良くしていくところまで携わりたいと思いました。異業種に転職するなら20代のうちだと思い、転職活動を始めました。

「サービスを通して社会をより良くすること」ができていると実感するときです。クライアントから直接感謝されることが多く、多くの人や社会の役に立っていると感じることができたときにとてもやりがいを感じます。

実は、現在のビジョンは以前思い描いていたものから少し変化しています。海外に行って仕事をしたいという思いは今もありますが、今すぐ海外駐在を目指すのとは違ってきました。グローバルな企業に身をおいていますので、この環境でもっと視座を高めたいと思っています。

職場は公用語が英語で、社内のオフィシャルな会議やメール、業務改善などの提出物も英語です。アジアを含めてグローバルに展開している企業なので、英語の重要度は今の会社に入ってからのほうが強く感じます。

今の環境では従来の仕事では求められなかった英語のスピーキング力が必要になってきます。自分のスキルアップのためにも今後TOEIC Speaking & Writing Tests （TOEIC S&W）を受験していきたいと思っています。

TOEICのスコアを上げていったことは、自信につながりました。プロセスも大事ですがTOEICは結果がスコアになるので、スコアが上がれば自分の成長にもなりますし、自己肯定感アップにも大いにつながっています。

次のキャリアのためにTOEIC L&Rスコア900点を目指しています。営業に加えて企画やマーケティングにも携わるようになりましたので、サービス全体を良くしていくことに関わっていきたいです。ゆくゆくは経営に携わりたいと思っています。そのためにいろいろと経験を積んで、サービスの中核に携われる人材になりたいです。

一つ目は、目標をいかに明確に設定するかが大事です。私の場合は会社で設定された目標があったのでゴール設定はできていました。目標をクリアにすることは大切です。

二つ目は、「必ず報われると信じる」ことです。やってみないと見えない景色があります。達成できるまでは厳しさもありますが、達成すれば喜びもあります。自己肯定感も上がって、選択肢や可能性も広がります。今できることからチャレンジしていただきたいなと思います。