2015年9月15日開催
第17回 地球人財創出会議
開催概要
- テーマ:地球人財に求められる異文化理解力
- ゲストスピーカー:宮森 千嘉子 氏
イティム ジャパン 代表
多様性の高いチームを率いたり、自国以外でビジネス展開をリードしたりする地球人財にとって、「異文化理解力」は必須と言えます。マネジメントにおける文化の影響について、ドラッカーは「マネジャーの仕事自体は世界どこでも共通である。どのように遂行するかが伝統や文化によって大きく異なる」と言っており、ホフステードは「文化は経営を支援する場合もあるが、たいていの場合は『厄介者』であり、時に『大惨事』を引き起こす」と言っています。
この「異文化理解力」は海外体験・異文化体験だけでは身につかないと結論づけた調査も発表されているのですが、では我々は地球上の文化に対する理解とセンシティビティをどのように育んでいけばよいのでしょうか。
コミュニケーションのプロとして、CEOのすぐ近くで働いてこられ、4カ国で居住・勤務し、20カ国を超える国籍のメンバーと様々なプロジェクトを推進してこられたイティム ジャパン 代表の宮森様に「異文化理解力」について語っていただきます。
宮森様は「ビジネスを動かすのは“人”。人は集団となり、そこに“文化”が生まれます。“文化”とは、集団が共通して持っている考え方や行動のパターンですが、私たちが可視できる“文化”は、海の上に浮かんでいる氷山のほんの一角。同じ組織の中にもたくさんの文化があるので、一つの方向に向かうのは難しい。まして国が違えば、なおさら困難」とおっしゃっています。今回、イティム ジャパン様のご協力を賜り、参加者の皆様に事前に異文化アセスメント「カルチャーコンパス」を受診いただく予定です。申し込み締め切り後、当選の連絡と共に受診のご案内を差し上げます。多くの皆様のお申し込みをお待ちしております。
- 開催場所:紀尾井町周辺会議室
- 参加対象者:企業の人事責任者・担当者(執行役員・部課長クラス)
(グローバル人材育成に関する問題意識をおもちの方で、かつ 積極的に議論に参加してくださる方) - 募集人数:30名(事前申込制・応募者多数の場合は抽選)
- 参加費:2,000円(税込)
- 申込み受付期限:2015年9月3日(木)13:00
- スケジュール:
17:00 IIBCよりご挨拶
17:05 古森氏よりご挨拶とゲストスピーカー紹介
17:10 アクティビティ
17:20 ゲストスピーカー講演
18:00 インタラクティブセッション
19:00 懇親会(20:00 終了予定)
ゲストスピーカー 宮森 千嘉子 氏
イティム ジャパン代表
ホフステードセンター マスタートレーナー
日本語ホームページ:http://itim.jp
サントリー広報部勤務後、HP、GEの日本法人で社内外に対するコミュニケーションとパブリック・アフェアーズを統括し、組織文化の持つビジネスへのインパクトを熟知する。また、世界 30 カ国以上を訪れ、50 カ国を超える国籍のメンバーとプロジェクトを推進する中で、多様性のあるチームの持つポテンシャルに感動し、同時に運営の難しさを痛感する。「文化と経営」の世界的権威であるヘールト・ホフステード教授の理論をビジネスの現場に活かすべく、マスタートレーナーとして、企業、教育機関などでのトレーニング、講演、コンサルティングに取り組んでいる。英国、スペインを経て、現在米国イリノイ州エバンストン市在住。青山学院大学文学部、英国 アシュリッジビジネススクール(MBA)卒。
専門分野:異文化マネジメント、組織文化、変革促進、戦略コミュニケーション
私たちのサービスは、「文化」という目に見えないモノ、しかしビジネスの正否を左右する重大な要素をニュートラルな言語で読み解き、数値化し、視覚化することから始まります。
- 異文化マネジメント
グローバルビジネスの現場は、異質との遭遇の連続でもあります。異なる文化的価値観を体系的に理解し、文化(日本を含む)を読み解くニュートラルかつ体系的なトレーニングを通じて、参加者お一人お一人が地球を舞台にリーダーシップを発揮する俯瞰的視点を持てるよう、努めています。 - 組織文化
組織のゴールやビジョンを達成するには、それに適した文化(環境)が不可欠です。現在の組織文化を8つの次元で診断し、現状と課題を客観的に提示。その上で解決・変革に向けてのプロセスを支援します。
異文化適応力診断(IRC) 認定ファシリテータ
MPF社認定グローバル教育教材<文化の世界地図>(TM)インストラクター、地球村認定講師
トラスト認定プロフェッショナルコーチ
デール・カーネギー トレーナーコース終了
共著に「個を活かすダイバーシティ戦略」(ファーストプレス)がある。
ファシリテーター 古森 剛 氏
株式会社CORESCO 代表取締役
マーサー ジャパン株式会社 シニア・フェロー
一般社団法人はなそう基金 代表理事
1991年、一橋大学社会学部卒業後、日本生命保険相互会社に入社。98年、ペンシルバニア大学ウォートンスクールでMBAを取得。2000年、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、同社東京オフィスおよびニュージャージー・オフィスにて勤務。05年7月、マーサー ジャパン入社、07年3月代表取締役社長就任。13年2月からは韓国法人も加えたファー・イースト地域代表。14年8月に代表取締役社長を退任後はシニア・フェロー。同年10月、株式会社CORESCOを設立して代表取締役に就任。11年より東北被災地への復興支援活動を開始。12年3月「一般社団法人はなそう基金」を設立、代表理事に就任。東北被災地に英語人材を増やすための学習機会(Komo's英語音読会)の提供を主軸に、国際交流醸成を通じた中長期的な被災地経済復興を企図し活動。震災を機に非営利活動に3割の勤務時間を充てる生活としている。
著書:
「話しておきたいことがあるんだ」(2014年3月/星雲社)
「英語は『音読』だけでいい」(2011年1月/かんき出版)
「個を活かすダイバーシティ戦略」 (2008年7月/ファーストプレス/共著)
会場内で主催者(IIBC)の公式サイト・Facebookページに掲載するため、写真撮影・動画撮影をいたします。 公式サイト・Facebookページ掲載時には、団体名・個人名が特定されないよう配慮いたしますので、あらかじめご了承ください。