第16回IIBC高校生英語エッセイコンテスト 受賞者決定
最優秀賞は さいたま市立大宮国際中等教育学校 古賀 杏奈さん
2024年10月30日
日本でTOEIC Programを実施・運営する、国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)(所在地:東京都千代田区永田町、理事長:藤沢裕厚)では、高校生を対象に英語エッセイコンテスト「IIBC高校生英語エッセイコンテスト」を毎年開催しています。16回目となる2024年は「つながる心、広がる世界~コミュニケーションを通じた響きあい~」をテーマに、個人部門・団体部門のいずれも過去最多となる応募をいただき、多くの高校生に参加いただきました(個人部門179校・330作品、団体部門:47校・2,863作品)。この度、審査を経て受賞作品が決定しました。
個人部門 受賞者11名
(うち1名は複数受賞)
エッセイ本文および受賞者のコメントはタイトルのリンクにてご覧いただけます。
最優秀賞
古賀 杏奈さん
さいたま市立大宮国際中等教育学校 2年(埼玉県)
<受賞者コメント>私は、アメリカ人の友人と関わる中で感じた文化や価値観の違いとそれが友人関係に与える影響について考えたことを書きました。日本で生まれ育った私にとって、これまで、文化などの「違い」はとても大きいものでした。しかし、エッセイを書きながら自分の経験や思いを整理するなかで、大事なのは「違い」よりも、それを越えた絆、そして相手を思う気持ちであるということを再認識することができました。これを忘れず、今後も違いを超えた豊かな人間関係を築いていきたいと思います。
優秀賞
水島 凛さん
慶應義塾湘南藤沢高等部 3年(神奈川県)
タイトル:The Power of "Why?"
<受賞者コメント>1年前にモロッコ人の交換留学生を受け入れたことを機に、異文化に対する疑問を相手に聞くことと、柔軟な視野を持つことの大切さを知りました。一生に一度の出会いへの感謝を込めてこのエッセイを書きました。
優良賞
野中 茂壮さん
聖学院高等学校 1年(東京都)
タイトル:Just a Man
<受賞者コメント>ベトナムに暮らしていたころ、結合双生児のDucさんとの出会いと交流を通じて、人権や障害について考え、自分を見つめ直し、受け入れ、一歩を踏み出すまでの経験を書きました。
特別賞
立石 瑛士さん
慶應義塾湘南藤沢高等部 3年(神奈川県)
藤原 寛太さん
東京音楽大学付属高等学校 3年(東京都)
嶺山 桃さん
ルーテル学院高等学校 1年(熊本県)
湯屋 利里子さん
明治大学付属明治高等学校 3年(東京都)
脇 碧彩さん
大妻中野高等学校 2年(東京都)
タイトル:Open Your Eyes
渡邉 衣さん
千葉県立千葉高等学校 3年(千葉県)
日米協会会長賞
立石 瑛士さん
慶應義塾湘南藤沢高等部 3年(神奈川県)
服部 鈴さん
市川高等学校 1年(千葉県)
山田 美沙希さん
兵庫県立芦屋国際中等教育学校 4年(兵庫県)
アルムナイ特別賞
審査委員長コメント
(IIBC理事長 藤沢 裕厚)
2024年度の第16回IIBC高校生英語エッセイコンテストには、個人・団体の両部門ともに過去最多の応募をいただきました。今年からテーマを「つながる心、広がる世界」と、従来の「身近な異文化体験」から変更し、さらに広い題材に着目してもらえるようにしました。例年通りだったのは応募作品のレベルの高さです。沢山の教え、気づきをもらいながらの審査でしたが、①テーマをいかに表現しているか、②導入部から作品に引き込まれるか、そして③同じ高校生が平易に共感できるか、の3つに重点を置きました。受賞作も選にもれた作品も非常に僅差でした。来年もさらに多くの作品を読ませていただくことを楽しみにしています。
第16回IIBC高校生英語エッセイコンテスト概要
テーマ | 「つながる心、広がる世界~コミュニケーションを通じた響きあい~」 |
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表彰内容 | <個人部門> 日米協会会長賞:一般社団法人日米協会会長が、国際理解や国際交流の観点で優れた作品を選定 |
個人部門 審査員 | ・松本 茂氏(東京国際大学 教授、立教大学 名誉教授、NHKラジオ「中学生の基礎英語2」講師) ・馬越 恵美子氏(桜美林大学 名誉教授、異文化経営学会 会長) ・ロッシェル・カップ氏(ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング 社長) ・杉浦 康之氏(公益財団法人東洋文庫 専務理事、ハーバード大学アジアセンター 国際諮問委員) ・審査員長 藤沢 裕厚(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会 理事長) |