株式会社日立ハイテクサポート

マークシート方式と比べ、事務局側の負担が大きく軽減される

サポート3部 教育サポートグループ
内嶋 玲菜氏

TOEIC L&R IPテスト(オンライン)を導入した理由を教えてください
当社では、新型コロナウイルス感染拡大の防止を目的に、全社的に在宅勤務となりました。そこで従業員が自宅からでも受験ができるように、TOEIC L&R IPテスト(オンライン)を実施しました。
実際に利用してみて、いかがでしたか?
従来のマークシート方式と比べると、事務局側の負担が大きく軽減されると感じました。マークシート方式の場合、(1)会場のセッティング、(2)問題・解答用紙の枚数の確認、(3)当日の受験者受付、(4)試験終了後の解答用紙の確認、(5)会場の回復、などにかなりの労力を要しますが、こうした負担がないというのは「ありがたい」の一言に尽きます。今回は20名程度での実施となりましたが、受験者数が増えれば増えるほど、軽減の度合いが大きくなると思います。
一方、今回の実施にあたって、オンライン上で出欠確認をして一斉にテストを行いましたが、画面上での人物確認に従来よりも時間がかかってしまいました。今後、オンライン方式とマークシート方式の使い分けを検討していく必要があると感じています。
受験者からはどのような感想がありましたか?
「マークシート方式と比べると、テスト時間が約1時間と短くなったため集中しやすかった」という感想や、「普段自分が過ごしている環境で受験できるので、試験会場でテストを受けるよりも緊張しなくて済むので良い」という声もありました。
一方、受験者の中には自宅の通信環境が整っておらず、テスト中に音声が途切れ途切れになってしまった方もいました。初めてのオンラインでの受験に戸惑った従業員もいたようですが、全体的には「今後はオンラインに移行してほしい」という感想が多数寄せられています。

曙ブレーキ工業株式会社

スコアに互換性があるので、マークシート方式との併用が可能

コーポレート部門 人事部 人事課 採用・育成係
浅見 陸人氏

TOEIC L&R IPテスト(オンライン)を導入した理由を教えてください
当社では「語学は自ら身につけるもの」との考えから、自己研鑽の支援の一つとしてTOEIC L&R IPテストを活用しています。2020年からは、社員が受験する際の負担軽減と事務局の工数削減の観点から、英語試験のオンライン化を検討しました。
複数の業者を比較・検討しましたが、従来のマークシート方式との互換性があり、スコアの取り扱いが複雑にならないこと社員の自己負担としている受験料が上がらないことから、TOEIC L&R IPテスト(オンライン)の導入を決めました。
また、「日本中どこでも通用するTOEIC L&Rスコアだから受験したい」という受験者からの信頼感も決め手の一つでした。
実際に利用してみて、いかがでしたか?
導入の狙いどおり、受験する社員の負担軽減と事務局の工数削減に繋がりました。
2020年4月に新入社員全員、6月・7月には全社員を対象に受験希望者を募り、合計約80名が受験しました。テスト当日はシステムトラブルもなく、スムーズに実施できました。一部の受験者からは「マークシート方式より難しかった」という感想もありましたが、テスト結果からもマークシート方式とオンライン方式のスコアに大きな乖離はみられませんでした
マークシート方式とオンライン方式との使い分けは、今後どのように考えていますか?
現在、マークシート方式とオンライン方式を併用しています。本社系ではオンライン方式、各製造拠点では従来どおりのマークシート方式で今後も運用していく方針です。
テスト実施方法の使い分けができるのは、マークシート方式とオンライン方式のスコアに互換性があるからこそだと思います。
当社では、社員の英語力向上のサポートとして、誰でも受験可能な通信教育の英語プログラムの取り扱いを増やしています。今後もグローバルに活躍できる人財育成の一環として、社員自ら英語研修に積極的に取り組む仕組み作りを検討し、実行していきます。

株式会社みずほフィナンシャルグループ

平等な受験機会の提供と、働き方に合わせた柔軟な対応を実現

グローバルキャリア戦略部 教育チーム
井川 絵梨子氏

TOEIC L&R IPテスト(オンライン)を導入した理由を教えてください
当社では主に自己啓発を目的として、年間延べ5,000名以上の社員が自発的にTOEIC L&R公開テストを受けていましたが、オンラインであれば、全国の各拠点に平等に受験機会を与えられ、多様な働き方にあった柔軟な対応もできるという点に魅力を感じ、今回TOEIC L&R IPテスト(オンライン)を導入しました。
実際に利用してみて、いかがでしたか?
正答率に応じて問題が変化することにより、従来の約半分の時間で正確なスコアを測定できる点や、期間中であれば場所や時間の制約なく受験できる点は、受験者である社員にとって大きなメリットでした。また、事務局側でも手軽に実施できる点やスムーズに成績がダウンロードできる点は大変助かっています。
コロナ禍において、研修のあり方や学び方が変化していく中、TOEIC L&Rの受験機会をオンラインで提供できることは、社員の学びを止めない環境づくりの一つの打ち手として、役立っています。
スコアの活用方法とIPテストの運用について、今後どのように考えていますか?
スコアは、英語研修の効果測定や一部の昇格要件に活用しているほか、部門や階層ごとの語学力の把握、社員の語学学習に対する意欲を測ることに利用しており、新たな課題やニーズの発掘につなげています。
また、一定スコアを取得した社員に対する補助金制度も設けており、定期的な受験とそのモチベーション維持も図っています。
当社の人材戦略のキーワードである「社内外で通用する人材バリューを高める」には、グローバル対応力も含まれており、今後、その必要性はますます高まっていくと考えています。オンライン方式を含めたTOEIC L&Rを全社員共通の語学力の指標の一つとし、語学運用能力も含めたグローバル人材育成施策を検討していきたいと考えています。
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