受験者インタビュー

発音の流暢さなどのテクニックではなく、物事を分かりやすく伝えるコミュニケーション能力が問われるテストだと感じました。

三橋明さんの写真

三橋明さん/大陽日酸株式会社

三橋明さん/大陽日酸株式会社

英語学習を始められたきっかけは何ですか?

私が勤務する大陽日酸株式会社では、部署によって業務上、東南アジアの子会社などへの海外出張が頻繁にありますし、管理職試験の受験資格の一つにTOEIC L&Rスコアが含まれるなど、一定の英語スキルが求められています。

私も入社当初、必要に迫られてTOEIC L&Rを初受験しました。その後27歳のときに事故に遭い、日常や社会生活に制約が生じてしまうような後遺症が残りました。その怪我から復帰し、リハビリの成果を測る物差しとして何かよいものがないかと探していたときに、何度受験しても常に同じ基準に基づいた評価が期待できるものとして思いついたのがTOEIC L&Rでした。

事故に遭う以前こそTOEIC L&R受験は昇進・昇格のためだけのものでしたが、今では生涯をかけた課題のようになりました。定期的に受験し続け、2021年9月の公開テストで通算110回目を迎えました。

まさに生涯学習として英語学習に取り組まれているのですね。トレーニング以外で普段英語を使う機会はありますか?

日常生活ではあまりありませんが、2021年の東京オリンピック・パラリンピックに大会ボランティアとして参加しました。海外からの大会ボランティアや競技関係者の方々と英語でコミュニケーションを取りながらサポートできれば、というのが英語学習の目的になっていましたね。

学生時代に自転車競技をしており、その後も大学時代のチームメートがシドニー五輪に出場するなど活躍している姿を見てきました。自分は競技者としての道をあきらめたはずなのに、社会人になってからも心のどこかで競技者としての思いがくすぶっていたのでしょう。自分も五輪に参加できる、そんな思いから大会ボランティアに志願しました。

開催までに英語コミュニケーション能力をさらに高めようと、目標をTOEIC L&Rスコア 800点に設定しました。その結果、2021年1月のテストで自己最高点となる810点を取得することができました。残念ながらオリンピックは無観客での開催となり、活動は国内関係者の受付が中心だったものの、英語で会場内を案内をする機会などもあってよい思い出になりました。

現在取り組んでいらっしゃる英語学習について教えてください。

週1回、英語スクールでトレーニングを続けています。実用的なコミュニケーション力を伸ばすことに力を入れているスクールで、授業が終わった後、一緒に学ぶ仲間たちとのお酒を交えた学習会も大きな楽しみです。

最近は新型コロナウイルス感染症拡大の影響でオンライン授業になり、残念ながら授業後に夜の街に繰り出すということはできなくなってしまいましたが、洋楽を使ったディクテーションなど自主的な活動を企画し、親睦を深めています。仲間からもらう刺激はとても大きいですね。

TOEIC Bridge® Speaking & Writing Testsを受験してみていかがでしたか?

結果は100点中72点だったのですが、どのような問題構成かも分からず臨んだので準備不足だったと思います。TOEIC L&Rのように、事前に公式問題集にしっかり取り組んでいれば結果はもっと違っていたかもしれません。

問題自体は、簡潔にものごとをまとめて分かりやすく伝える思考能力を測られているように感じましたね。この思考能力は、英語・日本語と使用言語に関わらずコミュニケーション能力として必要な力だと思います。

今後の目標を教えてください。

TOEIC L&Rは定期的に英語力を測る軸として活用し続け、いずれは990点を取りたいですね。また、今後も五輪ボランティア参加のような具体的な目標を立ててTOEIC Bridge S&Wを受験するなど、英語でのコミュニケーション能力をさらに伸ばせるよう学習を続けていきたいと思います。

※2021年11月取材。テスト名称を含め掲載情報は取材当時のものです。(取材協力:株式会社ビズコム)

※2021年11月取材。
※テスト名称を含め掲載情報は取材当時のものです。
(取材協力:株式会社ビズコム)

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