新しいことを始めたいとき、挑戦したいときに、TOEIC® Testsを受験。英語を使って人の役に立てたときがとても嬉しいです。

池田良子さんの写真

池田良子さん/UNICEF(国際連合児童基金)東京事務所勤務
2020年IIBC AWARD OF EXCELLENCE受賞者

IIBC AWARD OF EXCELLENCE受賞を知ったときのお気持ちは?また、受験しようと思った理由は何でしょうか?

人生でほぼ初めての賞なので、とても嬉しいです。現在、UNICEF東京事務所で働いていますが、国連が実施する英語のテストか、TOEIC L&RかつTOEIC S&WでC1レベル以上の基準スコアをクリアすると、言語手当(昇給)がつくため、受験しました。でも、国連のテストの受験機会は年に1回だけなので、利便性が高いTOEIC Testsに挑戦してみようと思いました。

※ C1レベルの詳細はこちらをご覧ください

職場ではどのくらい英語を使われますか?

オフィス内のコミュニケーションでは、日本人同士で会話をするとき以外はすべて英語です。4月から上司がイタリア人になり、英語を使用する機会がさらに増えました。

TOEIC® Testsを初めて受験したのはいつですか?

1997年です。新卒で入社した会社に海外研修制度があり、その応募資格のひとつにTOEIC L&Rが採用されていました。その時は860点で、次が890点、翌年に920点をとりました。ただ、海外に派遣されるには仕事の実務経験なども考慮されるので、海外には行けませんでした。

最初から高得点ですが、英語はいつから学ばれていたのですか?

中学生の時から英語の授業は好きでした。高校1年生の時に父の転勤でベルギーに行き、3年間インターナショナルスクールに通うことになったのですが、ESLのクラス分けテストを受けたら、一番下のクラスだったんです。すごくショックでしたね。何から始めれば良いのかわからないまま、とりあえず家にあった「海外旅行のための英会話」という教材で勉強しました。リスニングやシャドーイングを繰り返すうちに、徐々に英語を聞き取れるようになり、先生にはなんとか言いたいことを伝えられるようになったものの、英語が通じなかったらどうしようという不安が強くて、友達には積極的に話しかけられませんでした。帰国後は日本の大学に通い、英語は勉強していませんでしたが、電車の中で外国人の方に話しかけられたときに自分でもびっくりするくらいスラスラと応えられたんです。その時、初めて自分の英語に自信を持つことができました。

そして入社した会社でTOEIC® Listening & Reading Testを受験されたのですね。その後はいつ受験されましたか?

しばらく空いています。結婚して夫の転勤でアメリカに10年暮らしました。その間に子どもが生まれ、子どもを通じて他のお母さん方とも仲良くなり、自然と会話ができるようになりました。帰国後、英語を使う仕事に就きたかったので、英語力を測るためにTOEIC L&Rを受けました。2011年のことで、960点でした。その後、いくつかの仕事を経てUNICEF東京事務所で働き始め、2020年に再受験しました。

TOEIC® Speaking & Writing Testsは2020年に初めて受験されたということですが、事前に勉強はされましたか?

TOEIC S&W用の問題集を買いました。また、IIBCが提供するスマートフォーン向けアプリ「TOEIC presents English Upgrader」をダウンロードして通勤時の電車の中で聞き、歩きながらブツブツと声に出して練習しました。全エピソードを聞いていますが、実際に職場で起こりそうなシーンが沢山出てきて、そこで覚えたフレーズをそのまま仕事のメールに使うこともできるので、とても役立っています。このほか、歩いていて目についたものを英語で描写したり、一言日記を書いたりもしました。

池田さんにとって、TOEIC® Tests はどのような役割を果たしていると思いますか?

振り返れば、新しいことを始めたいときや、挑戦したいときに、受験していますね。英語力の指標になりますし、何よりTOEIC Testsの問題が好きなんです。アメリカで暮らしていた時に何気なく見聞きした英語がそのまま問題に出てくることもあれば、高スコアをとるために覚えた単語やフレーズが、実際の仕事や会話に役立ったりするので、勉強していてとても楽しいです。

英語を話せることがご自身のキャリアに大きく影響したと思いますか?

はい、大きく影響しました。特に、帰国後に大学の学生支援課で働いていたときは英語を話せてよかったと心から思いました。日本で勉強している留学生たちに、ビザや書類の手続き、生活面などあらゆるサポートをするのですが、英語を使って人々の役に立てることが嬉しかったんですね。その後、再度夫の転勤でベトナムに住んだときは、医療通訳として1年ほど働いたのですが、そこでは外国人医師と日本人患者の橋渡しをすることができたことに喜びを感じました。

ご自身が英語で何かをする、というよりは、英語で人の役に立てることに喜びを見出していらっしゃるのですね。

自分も若いときは、英語を使って活躍したい、という気持ちがありましたが、子どもが生まれて変わったんだと思います。現在の仕事は、UNICEF東京事務所代表のアシスタントであり、そのうちの大切な仕事の一つとして、代表が思い描くチーム作りをサポートする、という面に大きなやりがいを感じています。

今後の目標はありますか?

TOEIC S&Wのライティングで近いうちに最高点をとれるようにしたいです。また、これまでは父や夫の転勤についていく形で海外に行きましたが、子どもたちが手を離れた今、自分の力で海外に出て働きたいと思っています。

英語でインタビュー 国際機関(UNICEF東京事務所)勤務の受賞者に聞く

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