日本の製造業の素晴らしさを海外に向けて伝えていきたい。
英語では、単純明快な言葉でゆっくり話すことを心がけています
IIBC AWARD OF EXCELLENCEを受賞したお気持ちは?
「IIBC AWARD OF EXCELLENCEを受賞してIIBCのインタビューを受ける!」というのが目標でした。それが形になって、とても嬉しいです。
受賞だけでなくインタビューまでが目標だった、とは驚きました。現在、お仕事でも英語を使われているそうですね。
レーザー溶接機などの開発や製造、販売をしているメーカーに勤めていて、 海外の支店や商社に商品の販売をする部署に所属しています。所謂、海外営業ですね。主にフィリピンやシンガポール、アメリカ、ヨーロッパ諸国の方々とメールや電話でやりとりをする際に英語を使っています。
仕事で英語を使ううえで気を付けていることはありますか?
前職では、工業系の部品を販売している商社に勤めていて、フィリピンに3年間駐在していました。そして、帰国後の2020年に現在の会社に入社しましたが、前職も現在も、取引相手やお客様の多くは、私と同様、英語が非母国語の英語話者なので、単純明快な言葉でゆっくり話すことを心がけています。また、話し方も、明るく、親しみやすい雰囲気を出すようにしています。フィリピン駐在時は、公用語のひとつであるタガログ語の学校にも行きました。フィリピンではタガログ語と英語の混ざった“タグリッシュ”を話す方も多いので、現地の人が使っている言葉を少しでも理解して、親しみを感じてもらえるようにしていました。
英語を使う職場が続いているのは、玉重さんの希望ですか?
大学生のときから外国語を使う仕事を軸に就職活動をしていましたが、当時はスペイン語を活かしたいと思っていました。大学在学中に一年間メキシコに留学してスペイン語を学んでいたので、ラテンアメリカの国々に日本のいいものを紹介したいと思っていたんです。結局、スペイン語を使う職場には縁がなく、英語を使う企業で働かせてもらうことになりました。
英語とスペイン語、二か国語をいつどのように勉強されたのですか?
中学生の頃からなぜかスペイン語に興味があり、文法の本などを買ってコツコツと勉強していました。中学2,3年生の頃に洋楽を聴き始めたら、今度は「英語、かっこいい!話せるようになりたい!」と思いまして(笑)。そこから海外の映画やドラマを英語字幕で見たり、シャドーイングをするようになりましたね。高校は英語科へ、大学も英米語学科へ進んだので、英語を学べる環境にはありました。
先ほど、日本のいいものを紹介したい、とおっしゃっていましたが、それが製造業への就職につながっているのでしょうか。
そうですね。外国語を使って働きたいと考えたときに、日本のものづくりの良さを伝えられる仕事がよいな、と思いました。それを体感したのは、メキシコ留学中です。本当に物がすぐ壊れるんです。シャワーも浴びている途中にボンッと音がしてお湯が出なくなったりとか(笑)。その後、実際に日本の製造業で働いてみて、日本の製造業は世界に誇れるものだと感じています。
TOEIC® Testsについてお伺いします。これまで何回受験されましたか? また、玉重さんにとってどのような役割を果たしていますか?
最初は大学2年生のとき、メキシコ留学前です。留学中の英語の単位をとるためにTOEIC L&Rのスコアが600点必要だったので受験しました。そのときは650点くらいだったと思います。その後、在学中、駐在前、駐在中、帰国直後、2020年に受験しました。帰国直後は800点台でしたが、この頃はテストのための学習はせず、駐在時に身に付けた英語力を測るために受けました。その後、IIBC AWARD OF EXCELLENCE受賞という目標ができたので、過去問をたくさん解き、テストに慣れるようにしました。TOEIC S&Wは、IIBC AWARD OF EXCELLENCEを取りたかったので受験しました。TOEIC Testsで使われている英語は、わかりやすく丁寧で、仕事にもふさわしいので、安心感がありますね。私自身、仕事ではわかりやすく伝えることを一番に心がけているので、 TOEIC Testsの問題に出てくる表現を参考にすることもあります。
英語学習者や英語を使って働きたいと考えている方々に、アドバイスをお願いします。
英語に限らず何かを学ぶこと全般に言えますが、興味を失わないこと、楽しく学ぶことが大切だと思います。あとは、恥ずかしがらないこと。私自身、言い間違いもたくさんしてきましたが、恥ずかしいとは思わないんです。そういう図太さは、社会人になってから特に大事だと思いますね。英語ができることを周囲の人々に伝えなければ、希望の仕事は回ってきません。「私は英語を話せます」「英語を使う仕事がしたいんです」と社内の人に向けてアピールをすることも必要だと思います。私自身、これまで務めた会社では常に「英語を使う仕事をしたい」とアピールしてきましたし、その結果、英語ができる社員と認識されていました。現在も、同僚から「英語でこういうことを伝えたいんだけど、どう書いたらいいか教えてほしい」などと頼まれることもあります。自分が得意なことで人の役に立てるのはとても嬉しいです。
今後の目標を教えてください。
英語力を磨くことはもちろん、仕事の専門知識を増やして、それを英語で海外の方にしっかり伝えられるように頑張っていきたいです。
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