英語は私の人生の起点。大好きな英語で色々な国の人々をつなげたい

荒井 愛理さんの写真

荒井 愛理さん/IBM JAPAN
2022年IIBC AWARD OF EXCELLENCE受賞者

英語に興味を持ったきっかけを教えてください。

小さいころから英語に興味を持っていたと思います。英語で遊べるおもちゃを買ってもらったり、ディズニーチャンネルや海外ドラマをひたすら見たりと、英語が自然と耳に入ってくるような環境で育ったからだと思います。数学の教師をしている父がオーストラリアに学生を連れて海外研修に行く機会があり、現地で仲良くなったホストファミリーがうちに遊びに来てくれたこともあります。

初めて留学したのは、英語を習い始めたばかりの中学1年生のときです。夏休みに1週間ほどベルギーに行ったのですが、現地では英語が通じず、とても苦労しました。日本のことをもっと伝えたいのに、うまく伝えられない悔しさが残り、それが結果的に英語学習に力を入れるモチベーションにつながりました。

TOEIC® Testsを初めて受験したのはいつですか?

初めてTOEIC L&Rを受験したのは国際系の大学への進学を志していた高校生の時に、担任の先生からアドバイスをいただいたのがきっかけでした。「ListeningとReadingだけできてもアウトプットができないと仕方ない」とのアドバイスもあり、TOEIC Speaking & Writing Testsにも挑戦しました。塾の先生からも、英検準1級を取った次はTOEICのスコアを伸ばすのがいいねとすすめられました。

私の場合、英語に関する情報などは、周りの先生方からもらうことがほとんどでした。特に影響を受けたのは、中学・高校の時にアメリカから来ていたALTの先生方です。それぞれ「こうやって発音するといいよ」「教科書にはこう書いてあるけれど、現地ではこうやって表現するよ」などリアルなことを教えてくださるのが面白くて、英語にのめり込んでいきました。

大学に入ってからも英語の勉強を続けていたのですか?

英語から発展して言語そのものに興味を持ち、大学では「ことばの持つ意味」について研究しました。「なぜこんな風に言ったのだろう」とか「なぜこのことばを選んだのだろう」と、深堀して読み解くのが大好きでした。

英語のほかフランス語・スペイン語・中国語も学びましたが、英語を学んでいたからこそ中国語の文法がスッと入ってきたり、英語の中にフランス語が含まれていることが発見できたりするなど、英語を知っているからこそ違いを楽しむことができたと感じています。

さまざまな言語を学んだうえで感じる英語の魅力は、母語が違うほとんどの国で、共通言語として使うことができること。英語でコミュニケーションを取ることができれば、人と人はつながることができると思うので、英語には「世界をつなげる力」があると思っています。国によってアクセントやバックグラウンドは異なりますが、それが、英語ならではの面白さだと思っています。そういったニュアンスの違いを理解しながらそれぞれの国に合わせたコミュニケーションが取れるレベルまで、英語力を上達させていきたいと思っています。

2022年にTOEIC® Testsを受験した理由を教えてください。

昨年、社会人として働き始め、英語でのやりとりがメインのプロジェクトに配属されました。働き始めた当初は、仕事で使う英語は教科書で習ってきた英語と異なり、ビジネス用語だったりIT特有の言葉だったり馴染みのない言葉が多く、とても苦労しました。

また、世界中の方とコミュニケーションを取る中で、同じ英語話者でも住んでいる地域によってアクセントが異なり、それぞれの特性を理解しないと十分に通じ合えないように感じてしまい、英語に対する自信がなくなった時期がありました。

そんな自己評価が下がっていたときに、自分の英語力を試してみるためにTOEIC Speaking & Writing Testsを受験しました。スコアが出て自身の英語力を客観的に確認することができ、さらにアワードの受賞につながり、自信を取り戻すことができたのが何より嬉しかったです。また、スコアが出るので会社でもわかりやすく評価に結びついたこともメリットでした。

TOEIC® Testsの具体的な学習方法を教えてください。

大学院時代に、当時海外で活躍したいという学生アスリートの方に家庭教師としてTOEIC Testsの受験に向けた学習方法を教えていました。TOEIC Testsの受験準備は、英語でコミュニケーションを取りたい人にとって取り組みやすい学習方法だと思います。初めて英語を学ぶうえで、学習するための教材が揃っていることや、受けた結果がスコアとして残るので成長が実感できること、そしてスコアで社会的な評価が得られやすいことがポイントだと思っています。

おすすめの方法は、耳で聞いたことをそのまま口に出す方法です。自然に言えるようになるまでひたすら繰り返します。そうすると、自然とスペルや単語など一連の流れがわかるようになり、英語力が伸びるのです。この方法をそのままアスリートの方にも実践してもらいました。週1回2時間程度、オンラインで教えていくうちに、私自身も英語力が向上したようで、教え始めたころは815点くらいでしたが、その後受験した際には900点くらいになっていました。

荒井さんにとって英語とは?また、今後は英語を通じてどのようなことをしてみたいですか?

英語は人生の道しるべで、私の生活の中心です。幼いころから英語が身近な存在で、挫折も経験してきましたが、宝物のような出会いも、すべて英語が起点にあります。

実はこのインタビューを受ける数日前まで海外出張で、英語を通じてコミュニケーションできる楽しさを体感してきたばかりなんです。今後は、いろいろなバックグラウンドを持った世界中の方々と理解を深めながら、人と人とをさらにつないでいける人になりたいと思っています。

おすすめ記事

IIBC AWARD OF EXCELLENCE受賞に向けて計画を立てる

ページの上部に戻る/Back to TOP