ビジネスで身に付けた実践的な英語力で、TOEIC® L&Rのスコアもアップ。よりグローバルな活躍を目指します!
公開日:2024年05月22日
鶴見サンマリン株式会社 磯山さん(33歳)
TOEIC Listening & Reading Test(以下TOEIC L&R)の スコア380点から海運業界の鶴見サンマリン株式会社に就職した磯山さん(33歳)。入社9年目に所属する法人営業の部署で英語を使う新規事業を立ち上げることになり、自ら手を挙げて初めて英語を使う仕事にチャレンジ。業務を通して1年で英語力をアップさせ、最新のTOEIC L&Rスコアは680点を取得した磯山さんに、英語力向上の道のりについてお話を伺いました。
TOEIC L&Rスコア380点から英語を使用する新規事業に立候補!
新規事業にチャレンジされた経緯について教えてください。
子どものころから憧れていた海運業界に新卒で入社しました。8年間まったく英語を使用しない環境で仕事をしていたのですが、所属部署で新しく仕事を受注し、英語必須の新規事業を立ち上げることになったのです。
部署内に英語を話せる人がいなかったので、部内のメンバーは慎重になっており新規事業に反対する人も多かった中、私が自ら手を挙げて新規事業を担当することになりました。会社から英会話教室に通わせてもらい1年半になります。本格的に英語学習をスタートしたのはそれがきっかけですね。
以前から英語には興味を持っていたのでしょうか?
実は、中高時代は英語がきらいだったんです。いまだに文法は苦手意識があります。ただ、入学した大学が英語に力を入れていたのでネイティブの先生と会話をする機会もあり、英語をコミュニケーションツールとして認識するようになりました。そのあたりから英語が好きになりました。
就職活動時に初めてTOEIC L&Rを受けてみたところ、380点でした。アピールできるスコアだとは思わなかったので履歴書には記載しませんでした。
大学時代から英語が好きになったのですね。英語を使う仕事に就きたいという思いも持っていたのですか?
そうですね、英語を使う仕事に憧れていました。大学時代には英語に対する抵抗はなくなっていたのですが、中高時代に持っていた苦手意識がどうしても引っかかっていました。そのため、積極的に英語を使う仕事に就きたいというより、希望する海運業界の外資系も受けてみようかなという感じで面接にも行ったんです。最終的には日系の今の会社に縁があって入社しました。
新規事業に立候補したときのお気持ちは?
「新しいことにチャレンジしたい」という思いが強かったです。英語を使う仕事だから「面白そう、挑戦しがいがある」と思い、「一丁やってみるか!」という気持ちがわいてきましたね。
外航船に潤滑油を輸送する仕事で、「海外とつながっている」という満足感を得ながら仕事をしていましたので、英語を使う業務に就く前も業界でのやりがいはずっと感じていました。
大学時代から、コミュニケーションツールとして英語を学びたいという気持ちはあったので、部署内での新規事業の立ち上げは降ってわいたような話でした。
手を挙げたのは私と部下の2人。現在、2人と部長、派遣社員の計4人で部署内の独立チームとして仕事をしています。仕事に関してはプロだという自信があったので、あとは英語でコミュニケーションができるようになればいいんだという強い気持ちがありました。今振り返ると、そのときに感じていたことは間違っていなかったなと思います。
TOEIC Testsのスコアは自分の英語力の課題を可視化してくれる
2度目のTOEIC L&Rはいつ受験されたのでしょうか?
新規事業が始まって1年くらいたったころです。自分の英語スキルが数字に表れるのが怖くて逃げていたのですが、意を決して受けたら680点でした。700点は取れると思っていたので悔しかったです。これからは、リピート受験割引を使って半年ごとに受験しようと思っています。
自分のビジネス英語のスキルがどれくらい上達したかを知るため、また学習の成果をアウトプットする場所としてTOEIC Testsを受験していきたいです。
TOEIC L&Rで苦手分野はありますか?
リスニングセクションのPart1(写真描写問題)、リーディングセクションの文法力が問われるPart5(短文穴埋め問題)、Part6(長文穴埋め問題)が苦手です。TOEIC L&Rを受験することで自分の弱点が可視化されました。ビジネスで英語を使うようになりましたが、基礎的な学習も必要だなという課題が見えてきました。
次回からは、文法はしっかり考えながら解いて、リスニングはきちんと聴こうと思います。TOEIC L&Rで800点取れるようになったら TOEIC Speaking & Writing Tests(TOEIC S&W)も受けてみようと考えています。
具体的な英語学習についてお聞かせください。
私はYouTubeでネイティブが英語を教える全編英語の動画での学習が合っていました。なるべく英語に触れるようにして、アメリカの小学生向けのプログラムから始め、理解できるようになれば次のステップに進みます。その他、会社が導入している英語学習のオンライン動画コースを受講しています。英語で教えていることを英語で理解できるようになることで、本番のリスニングのスピードもゆっくり聞こえるようになったのです。
また、TOEIC L&Rが930点の同僚に「TOEIC L&Rに特化した学習をするといいですよ」と勧められているのですが、とりたてて行っていません。
特にTOEIC L&Rに役立ったと感じる学習は何でしょうか?
仕事上英語のメールが次々届き返信しなければなりませんが、私はAI自動翻訳ツールにはなるべく頼らないで返信メールを書いています。仕事そのものが英語の勉強になっているのだと思いますね。TOEIC L&Rの長文問題で出題されたメールのやりとりはビジネス上見覚えがあるものでしたので、ビジネスで経験したことが結果としてTOEIC L&Rの学習につながっているのかもしれません。
業務とともに英語力に磨きをかけ内面も変化
念願の英語を使うお仕事に就いて、大変だったことと達成感を得たことをお聞かせください。
大変なのは、お客様の要望に応えられない場合に相手に納得していただけるよう説明するときです。日本語でも難しいのに、外国人に英語で説明しないといけないのは困難です。逆にそれが思い通りに伝えられたときに達成感が得られますね。
今の仕事は英語を使う割合は5割くらいで、メールが圧倒的に多いです。業務がうまくいっているときにはスムーズなキャッチボールが行えますが、イレギュラーなことが多い業務なので英語力に加えてタフネスが求められる仕事です。
現在の業務をするようになって英語力が成長したなと感じたのはいつごろでしょうか?
今の事業がスタートしたころは英語ができなかったので、翻訳ツールも間違っていたら怖いし、辞書を引きながら1本のメールを書くのに40分くらいかけていました。送信するとすぐに返信がきて、また40分かけて返して……の繰り返しでした。
今ではすぐにメールの返信をしています。メールのやりとりがスムーズになったときに成長を感じました。新事業スタートから1年くらいたったときです。ちょうどそのころTOEIC L&Rでスコア680点を取れたことも自分の中では成長です。
新事業が始まったころ、取引先のアジア本部・上層部の方が香港から日本に来た際に食事会をしたのですが、自分の英語力が足りない上に香港アクセントでほとんど聞き取れませんでした。しかし、1年後の世界中のロジスティクスに関わる人が集まる総会では、英語を聞き取ることも自分の意見や思いを伝えることもできました。
英語力を向上させ実際に英語を使って活躍されていることで、内面的な変化はありましたか?
気持ちがよりポジティブになったことです! ドイツ、イギリス、ギリシャ、フランスなどとビジネスのやりとりができているのは、グローバルにつながっている実感があります。もっともっとグローバルにつながりたいという欲求が出てきています。
子どものころ、神戸の港で船を見ながら世界への憧れを持っていたので、今こうやって仕事を通してグローバルにつながるチャンスが巡ってきたんだなと思うと、うれしいです。
英語力をアップしてお仕事以外での変化はありましたか?
海外旅行にまったく臆せず行けるようになりました。英語を話せないと海外に行くのは怖いと思ってどこにも行っていなかったのですが、英語の仕事をするようになって半年でアメリカに行きました。コミュニケーションできると旅行が楽しくなって、1年間に6回も海外旅行をしました!
さらに英語力をアップするために何かされていることは?
仕事のメールで毎回同じ単語を使っていることに気づいたので、表現力を磨いてきれいな英語で伝えたいという思いが強くなりました。最近、基本に立ち返って受験時代に使った英単語集をパラパラめくって眺めることもあります。
日本語でも丁寧に話す人と仕事をしたいですよね。きれいな言葉で話すことは信頼にもつながると思います。ネイティブのレベルに近づいていきたいです。
今後の目標は「世界と渡り合える人材になる」こと
これからの目標を聞かせてください。
TOEIC L&Rでは、前回の680点から半年後の受験で800点を超えることが目標です。英語ができる同僚が、きれいな英語で電話対応し英語でジョークまで言っているのを聞くと憧れます。2年以内に990点を取ってその人を超えたいです!
ビジネスでは言語を駆使して自分が思ったことをきれいな英語で伝え、世界と渡り合えるような人材になることが大きな目標です。
英語を使う職業に就きたいと思いながらも、不安に思っている方に向けてメッセージをお願いします。
英語は言語です。それほど怖いものではないし特別なものでもない。わからないことをきちんと人に聞く姿勢や挑戦する気持ちがあれば、臆せず飛び込むことが大事だと思います。
私自身の体験から、英語を使う仕事を最優先にするのではなく、自分のやりたい仕事・向いている仕事で英語を使うことを目指すと幸せにつながるのではないでしょうか。自分のやりたいことを見つめてチャレンジすればチャンスは自ずとついてきます。
磯山さんのキャリアアップのPOINT
- 自分のやりたいことに臆せずチャレンジ
- グローバルに活躍したいという思い
- TOEIC Testsで自分の弱点を可視化
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