採点について
採点方法
TOEIC Bridge® Speaking Test
TOEIC Bridge Speakingでは、解答はデジタル録音され、ETSのONE (Online Network for Evaluation)に送られます。各受験者の解答は、ETSの認定を受けた採点者によって採点されます。
TOEIC Bridge Speakingには6つの問題形式があります。
- 1番目から4番目の問題形式(Question 1から6)の採点には0~3のスケール
- 5番目と6番目の問題形式(Question 7と8)の採点には0~4のスケール
が与えられます。
各項目のスケールの合計に統計的処理を施し、15点~50点のスコアに変換します。
TOEIC Bridge® Writing Test
TOEIC Bridge Writingにおいても、解答はすべて*ETSのONE (Online Network for Evaluation)に送られ、ETSの認定を受けた採点者によって採点されます。
*Question 1~3を除く
TOEIC Bridge Writingには5つの問題形式があります。
- 1番目の問題形式(Question 1から3)の採点には0~2のスケール
- 2番目から4番目の問題形式(Question 4から8)の採点には0~3のスケール
- 5番目の問題形式(Question 9)の採点には0~4のスケール
が与えられます。
各項目のスケールの合計に統計的処理を施し、15点~50点のスコアに変換します。
ONE (Online Network for Evaluation)
ETSが開発したTOEIC Bridge S&Wを採点するインターネット上のシステムで、 ETSの認定を受けた採点者はONEにアクセスして採点します。ONEによる採点では、受験者情報と解答データは完全に分離され、採点者は受験者の国籍や氏名、他の設問でどのような解答をしているかなどを知ることはできません。こうして各設問の採点の独立性が保たれます。また、ONEを通して採点者は採点を始める前に必ずテスト(採点基準を一定に保つためのチェックテスト)を受け、採点の正確性を確認しなければなりません。
(詳しくは下記「テストと採点の信頼性」参照)
テストと採点の信頼性
採点者の採用や結果の管理の方法
TOEIC Bridge S&Wのように人によって採点されるテストでは、結果の信頼性・一貫性が何よりも重要です。ETSではテスト結果の信頼性・一貫性を維持するために、以下のような厳格な方法で採点者の採用や結果の管理を行い、テストの品質向上に努めています。
- 採点者に応募した人物の中から資格や経験を考慮し、採点者として適性の高い人物を候補者として選ぶ。
- 候補者はオンラインで集中的に、実際の環境に近い形での採点の訓練を受ける。
- テストを実施し、合格者のみがTOEIC Bridge S&Wの採点を行う。
- 採点者は毎回の採点を行う前にもあらためてテストを受けて合格しなければならない。このテストに合格しなければ、その日は採点をすることができない。
- 採点は常に採点基準やガイドラインに基づいて行われる。
- 訓練を受けたscoring leader(採点者のリーダー)が採点の過程をモニターする。万が一、採点者に問題がある場合、その採点者は再教育を受けたり、採点者としての認定を取り消されることがある。
- 採点結果はscoring leaderとETSのテスト開発者がすべて確認している。
- テスト結果を発送する前に、ETSの統計の専門家がすべての採点結果を分析し検証する。